インストラクター×新入社員(アプリケーションエンジニア)
NRIには、新入社員を先輩社員が一対一で指導するインストラクター制度があります。
新入社員を全力でサポートするインストラクターの考えや行動と、
新入社員の成長の姿を、対談を通して紹介します。
(※対談内容は、主に新入社員当時のもの)
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片平 菜緒Nao Katahira保険ソリューション事業本部2019年入社数理学部卒
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関 真衣子Maiko Seki保険ソリューション事業本部2022年入社教養学部卒
SESSION 01
成長できる環境であると実感。
充実した研修制度に惹かれた。
片平さんは年次が3つ上の先輩ですが、最初はもっと大人の先輩に見え、正直、厳しそうと思っていました。でも実際はとても面倒見が良く、優しい先輩であることを実感しています。社会人として身に付けるべきことから業務のことまで、さまざまなことを体系立てて丁寧に教えていただいています。何でも相談できる先輩ですね。片平さんが、NRIに入社した理由を教えてください。
大学でIT関連を学んだので、その知見を活かすことを考えました。NRIでは、ケーススタディを学ぶインターンシップに参加しました。その際、成果物のレビューをしてくれた社員の方が、学生に厳しかったことがNRIに興味を持ったきっかけです。このような厳しい環境に身を置いた方が自分は成長できると感じましたね。関さんは?
私は文系出身なのですが、今後も需要が高まっていくIT業界で、ITのスキルを身につけたいと思っていました。しかしITの知識はまったくありませんでした。NRIは新人研修で社会人基礎から開発スキルまで学べるだけでなく、業務に参画した後もさまざまな研修を受講できるなど、研修制度が充実していることが入社の理由の一つです。また、OBOG訪問を通じて「仕事をやり切る精神」を大切にしている人が多いことにも惹かれました。
そうですね。仕事に対して真摯に取り組むのがNRIの社員の特徴だと思います。また、業務の幅が広いことも魅力の一つですね。将来、他の分野に興味が広がったときに、選択肢が豊富な会社だと感じたこともNRIへの入社を後押ししました。
SESSION 02
近くで新入社員を見守り育てる。
「褒めてもらった」嬉しさが次につながる。
私たちは、生命保険会社様向けに、新契約の申込時に契約者・被保険者様が申込や告知を行うシステムのエンハンス(保守・運用)を担当しており、要件定義からリリースまでの開発工程をマネジメントしていくことになります。特に重要なのが上流工程で、お客さまが何を求めているか的確に把握し、最適な提案を行っていく必要があります。
配属当初は不安でいっぱいでした。システムのこともわからないし、何をしていいのかわからない、周囲は知らない人ばかり。だからインストラクターとしての片平さんの存在はとても大きく、心強いものでした。時間が経つにつれてわかってきたのが、片平さんが、すごく自分のことを見ていてくれているということです。安心でしたし、嬉しかったですね。
初めて関さんと会ったとき、真面目でおとなしそうというのが第一印象。でも業務に入ってからの印象は変わりました。初めての顧客との定例ミーティングで、お客さまの前で堂々と話していて、良い意味で意外でした。けっしておとなしいだけではないと(笑)。
でも失敗もありました。お客さまに送る資料の説明に不備があり、その訂正を任されたのですが、片平さんの資料レビュー後、どこをどう直したのか明確に答えることができなかった。自分の意思や想いが曖昧だったせいだと思います。その後再びチャレンジして、片平さんに褒めてもらったときは、本当に嬉しかったですね。
インストラクターだからというわけでなく、関さんと先輩社員である自分との関係性を考えました。関さんはどんなことに喜ぶ人なのか、何を大事にして仕事をしているのか、何をやりたいと思っているのか、自分なりに理解することを心がけました。たとえば、褒めるにしても何が良かったのか、なぜそれが良いのかなど、褒める理由をセットにすることで、次につながっていくと思っています。
SESSION 03
自分で考え動くことの大切さ。
インストラクターの言葉がモチベーションの源
業務をする上では、自分で考えて行動することが求められますが、当初は自分で考えることが難しく、すぐに上司や先輩に答えを求めていました。でもそれでは駄目。まず自分で考えた上での結論を先輩、上司に確認する、不明点を明確にして質問するように意識しました。私にとって、それが最初の壁でしたね。
主体的に動くことが求められますが、みんながすぐにできるようになるわけではないと思います。その人次第で、その人なりの取り組みが必要で、関さんは自分で考え行動できるようになりたいという強い意思を持ってくれました。業務は最初から正解があるわけでなく、自分で正解を導き出すことも求められます。だから関さんが自ら考え、システムのエンハンスに関してやりたいことを言ってくれたときは嬉しかったですね。成長した一つの姿ですから。
はい、片平さんから「自分で考え行動できるようになったね」と言っていただき、自分をよく見てくれていて、頑張ったことを評価してくれると感じ嬉しかったですね。
関さんの場合、責任感の強さゆえに仕事上のミスに思い詰めてしまうところがありますよね。「自分も同じミスをして怒られたことがあるよ、誰もが通る道」といった経験談を話すことでミスを重たく受け止め過ぎないようにしてきました。ただ大事なのは、「次に同じミスをしないためにはどうすればよいか」を考えることだと思いますし、関さんにもそのように指導してきました。
正直、日々の業務の中でミスや自分ができないことに直面すると、ネガティブな気持ちになり、自分は成長できているのか不安になることがあります。そんなとき、定期的な目標設定や成果報告を片平さんに話す機会があり、いつも必ず良い点やできるようになった点を伝えてくれます。片平さんの言葉、私のモチベーションの源です(笑)。
SESSION 04
インストラクターの存在が成長を促す。
「自分の成果」から「チームとしての成果」へ。
今、入社2年目ですが、1年目に比べてできることが格段に増えました。1年目はある意味、研修の延長のようでしたが、2年目から独り立ちして案件を担当するようになりましたし、お客さまと折衝する機会も多くなりました。
そうですね。関さんの担当は、生命保険の新契約申込時に必要なシステムのエンハンス。プロジェクトの中でも大きな案件で、自分で考え、はっきりものを言うようになったと思います。ぐんぐん成長していると実感しますし、良い意味で生意気になった(笑)。もっと生意気になっていいと思いますよ。関さんの将来の目標は何ですか?
まだ目の前の業務をこなすのに精一杯で、将来のビジョンは明確ではありませんが、今、案件推進にとてもやりがいを感じています。また、尊敬するPM(プロジェクトマネージャー)である片平さんが近くにいるため、PMを目指して頑張ろうと思っています。グローバルな仕事にも興味があるので、海外トレーニー制度を活用して、グローバルに働く機会があれば挑戦したいと思っています。
関さんから、海外トレーニー制度を活用してグローバルに活躍したいという相談を受けたときは、嬉しかったですね。インストラクター冥利に尽きます。インストラクターは業務以外のことでも相談できる相手であることが、この制度の良さの一つだと思いますね。
片平さんから見て自分は、業務上、今後どのようなことを意識し、心がけていく必要があると感じていますか。ぜひ、意見を伺いたいです。
関さんは、責任感が強いのは長所ですが、反面自分一人で何でもできなければと思い詰めるところがありますよね。NRIは一緒に働く社員をはじめ、パートナー様やお客さまと協力してプロジェクトを進めるので、一人で抱えてしまわず上手く周りを巻き込んでほしい。「自分の成果」だけでなく「チームとしての成果」を上げる術を磨いていってほしいと思いますね。
はい、心に留めて頑張っていこうと思います。最後に、片平さんから学生の皆さんへメッセージをお願いします。
就職活動は、説明会やインターンシップ参加などを通じて、さまざまな会社を見ることができる機会です。ぜひ納得のいくまで、多くの会社にアプローチしてください。その上で、たくさんの会社の中からNRIに興味を持って選んでいただけると嬉しく思います。
私自身の実感ですが、NRIは人材育成を大切にしており、特に若手はたくさんの人からさまざまなことを教えていただけます。その中でもインストラクターは一対一で面倒を見てくれるため安心感があり、自分を近くで見守ってくれている人がいることはモチベーションにつながります。NRIは安心感がありやりがいを持って働ける会社です。ぜひ、一緒に働きましょう。