人を育てる「教育制度」

プロフェッショナルの育成を支える人材育成の仕組み

プロフェッショナルの育成を支える人材育成の仕組み

NRIの「教育制度」の強み

NRIグループが価値を生み出す源泉は「人材」であり、NRIグループの人材は高度な専門性と高い志を持ち、自ら設定した目標のもとで自律的に挑戦・成長し続けるプロフェッショナル集団です。
そのような優秀な人材が相互に切磋琢磨し成長できる様々な取り組みや仕組みにNRIグループの強みがあります。NRIグループでは社員の「成長したい」という意欲に応え、プロフェッショナルを育むための長期的な教育制度を用意しています。

プロフェッショナルの力を備える仕組み

プロフェッショナルの力を備えるためには、
【1】OJT(On the Job Training) 
【2】研修
【3】自己研鑽
の3つが、さまざまな局面で有機的に結合していくことが重要です。これらのうちの1つでも欠けてしまう と、プロフェッショナルとして思うような成長ができないと考えています。
このように3つの要素はプロフェッショナル育成の土台となっているのです。

プロフェッショナル育成の土台

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[1] OJT

OJTがプロフェッショナルとしての力を備える最良の機会だと考えています。自らの業務を通じて、さまざまな知識と技術を身に付けていきます。NRIグループの社員はそれぞれのキャリアフィールドにおいて専門性の高い先輩、同僚と職場を共にしています。そのような人材に恵まれた環境で業務にあたることで、力を養っていきます。
OJTでは能力に応じた計画的なジョブアサインやさまざまな経験を積むためのジョブローテーションがあります。また、若いうちから責任・裁量がある役割を委ねるチャレンジングなアサインなど、社員一人ひとりの成長を考えて業務が与えられます。よくありがちな、OJTという名のもとにただがむしゃらに業務をこなす、ということではなく、与えられた役割がTrainingになるように、タスク配分から折々の指導に至るまで、十分に考慮された仕組みとなっています。

[2] 研修

研修は以下の2つの目的で実施されています。
1)OJTで蓄積した知識や技術を体系的に整理し、別の角度から見直す
2)OJTでは習得できない知識や技術について講義や演習を通じて習得する
約60日間の新人研修をはじめ、年次やレベルに合わせた各種研修が充実しています。さらに、社内外の有識者による最新動向セミナーなど随時行われており、最先端ナレッジを吸収できる機会もあります。
社員一人当たりの年間平均研修予算は、他社平均7万4千円※を大きく上回る39.3万円で、あらゆる業界の中でも高い水準で人材育成に投資しています。
※出典:NRI ESGデータブック2024

[3] 自己研鑽

OJTや研修といった与えられた場だけでは、プロフェッショナルとしてのさらなる発展は期待できません。あわせて自ら設定した目標のもとで自律的に挑戦・成長し続けることが必要となります。
NRIグループでは、自己研鑽に対してさまざまな支援を行っています。
例えば、各自が「すきま時間」を活用して「いつでも・どこでも」研鑽を積めるeラーニング講座を利用することができます。これによりビジネススキル・ITスキル・財務会計・語学など数多くの講座から、自らのキャリアプランにあった講座を受講しています。
また、情報処理技術者試験や証券アナリスト試験など業務上取得しておくことが望まれる資格に関しては試験対策講座を設けており、その受講費用を会社が負担しています。このほか、100を超える公的な資格についても、合格時には受験料を負担し、併せて研修受講が必須の資格については受講料の補助も行っています。

充実した研修体系

NRIグループの研修は、大きく【1】階層別プログラムと、【2】スキル開発プログラムに分かれています。またそれ以外にも、D&I関連プログラムや、各部門が事業特性に合わせて独自の研修プログラムを行っています。

[1] 階層別プログラム

階層別プログラムでは、階層別・役職別の研修に加えて、選抜型の経営人材育成のほか、職種別カリキュラム、女性活躍支援、社員のキャリア形成を支援する研修プログラムなどを用意し、会社が社員の成長を長期に渡り支援する仕組みがあります。
若手だけでなく中堅から部長まで幅広い年次向けの研修を用意することで、自分の立ち位置や役割を理解したり、NRIグループの成長戦略・事業創造を担う中核人材を育成するための重要な機会になっています。
これらの研修を受講していくことで、着実にステップアップしていく環境が整っています。

[2] スキル開発プログラム

スキル開発プログラムでは、社員が様々な業界でプロフェッショナルになれるよう、研修ラインナップを用意しています。個々人の能力開発、社内認定を目指したスキル開発などを意識して、多様な社員ニーズを満たせるようコンサル研修、ITスキル研修をはじめ、DX人材育成、ビジネススキル研修、グローバル人材育成など各階層に対応した多彩なプログラムを選択できるよう提供しています。
例えば、ITスキル研修は、担当する業務によって経験しにくい領域が発生するシステムエンジニアに対し、その不足領域を補って幅広いプロフェッショナルを育成することを目的とした講座群で、各自で受講計画を立てて身に付けるべきITスキルを高めていきます。
重点領域であるDX人材育成プログラムでは、AI、アナリティクス、ブロックチェーン、UXデザイン、アジャイル、マイクロサービスなど、DX時代に必要なスキル強化をはかっています。
ビジネススキルには資料作成やプレゼンテーション能力を磨く基礎スキルに加えて、交渉術や共創力・企業変革などの応用スキルを強化する研修なども提供しています。
また、グローバル人材育成プログラムは、グローバルビジネスを推進し世界で活躍できる人材を育成するため、海外派遣留学、海外トレーニー制度、海外短期研修・語学研修と3つの方法を用意しています。
※エリア職システムエンジニアは海外派遣留学の対象外です。

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自立したキャリア形成への支援

NRIグループでは、社員の主体的なキャリア開発を大切にしています。

インストラクター制度とフォスター制度

初めは仕事の仕方、NRIらしさもわからないと思います。そこで新卒で入社した社員には、所属先部署で相応の経験を有する先輩がインストラクターとしてつき、ビジネスマナーから、知識や技術といった専門スキル面まで、こと細かにアドバイスしてくれます。インストラクターの指導のもとで業務を行うことで、必要な知識と技能とを身に付けていきます。また、新卒で入社した際に行う全体研修には現場で活躍する中堅社員がフォスターとして自らの経験を活かした指導・育成に参加し、入社直後から年間をとおして関わることで組織を横断して成長を支援しています。

1年目の研修とインストラクター・フォスターの立ち位置

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NRIのキャリアフィールド

NRIでは社員それぞれがキャリア形成の指針となるようにキャリアフィールドを設けています。
社員は本人のキャリア志向やこれまでの経験した業務から目指すキャリアフィールドを1つまたは複数選択し、専門性をさらに磨きます。
こうして学び成長し続ける環境が、様々な専門分野で一人者として活躍する人材を生み出しています。

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社内認定資格制度

NRIグループでのキャリアパスは多岐にわたっており、さまざまな分野のプロフェッショナルを有しています。その高度な専門性を有する社員に対し、社内資格を認定しています。現在は「認定ビジネスディベロッパー(BD)、認定ビジネスアナリスト(BA)、認定プロジェクトマネージャ(PM)、認定アプリケーションエンジニア(AE)、認定ITアーキテクト(ITA)、認定ITサービスマネージャ(ISM)、認定データサイエンティスト(DS)」の7種類があり、実務での実績や指定研修、外部資格を保有している社員が認定され、年々増加しています。