2003年入社
証券ソリューション事業本部
グループマネージャー
真島 さやかSayaka Majima
アプリケーションエンジニア
工学部卒
育児短時間勤務制度を利用
自分や周囲の状況に合わせ、一歩ずつ前進
現在はシステム開発部署のグループマネージャー(GM)として、システム構築や保守・運用に携わるチームを担当しています。プライベートでは、中学生と小学生の2児の母です。今でこそGMとして3チームをマネジメントする立場にいますが、正直なところ、育休から復帰した当初は想像もしていませんでした。復帰後からこれまでを振り返ると、最初から仕事も育児も全開で、というよりは徐々に仕事のペースを作っていったように感じます。
私が育休から復帰した当時は、まだ長時間労働が当たり前という時代でした。周囲が遅くまで残業している中、定時で帰りづらいという状況だったため、まずは短時間勤務を選択。仕事のペースがつかめたところで裁量労働制※1に戻し、海外出張に行けるようになるまで、自分や周囲の状況に合わせて一歩ずつ前進してきました。最近では育休復帰直後から裁量労働制を選択する社員も増えているなど、NRIの職場環境や文化が変わり、女性の選択肢も増えてきていると感じています。
※1 業務の進め方・時間配分を自己管理に委ねる制度。
異なる立場の意見を聞くことで、真の「働きやすさ」を追求
2度目の育休復帰後、NWN※2の活動に参加しました。当時は管理職の女性社員が少なく、女性活躍支援を推進するためにNWNが発足して間もない頃で、とても印象に残っています。女性活躍推進やワークライフバランスなどをテーマに、月1回のペースでグループディスカッションを実施していました。
その活動の中では、結婚した社員にインタビューをする機会があり、「お子さんの予定はいつ頃?」と聞いてしまうなど悪気のない発言の中にもハラスメントが存在するという話もあがりました。育児との両立支援だけではなく、男女問わず、独身者や子どものいない既婚者など、それぞれの感じ方・考え方に耳を傾けながら、働きやすい環境づくりに向けた意識醸成を目的に活動を行っていました。
特に印象的だったのは、子育てをしながらGMとして活躍している女性社員との出会いです。自分より年上の女性社員が、家庭を持ちながら着実にキャリアアップをしている姿には勇気づけられました。
何より、一つ一つの発言に視野の広さが感じられて「立場が違えば、見えるものも違うんだな」と感じたことを覚えています。当時はまだ女性GMが珍しかったこともあり、部署を横断してつながりを持てたことは、キャリアを考える上で非常に貴重な経験になりました。
※2 NRI Women's Network。NRIで働く女性社員に対し、キャリア形成や仕事と育児の両立について考える機会や情報を提供するためのネットワーク。
先輩社員から受け取った勇気を、若い世代に
仕事と家庭を両立する上では、家族はもちろん、先輩や同僚のサポートも大きいです。子どもが保育園に通っていた当時は夕方の打ち合わせを先輩にお願いしたり、海外出張では他のメンバーが2週間のところを3日間の短期スケジュールに調整してもらったりと、本当に支えられてきました。そうした周囲の理解に感謝する一方、そこに「甘えない」という意識も大切にしていました。残業ができない分、朝は他のメンバーより早く出社して業務に取り組むなど、その時々で自分にできることを積み重ねてきた結果が、今の自分につながっていると感じています。
キャリアを重ねた今、自分の経験から学んだことを周囲の女性社員に伝えていきたいと思っています。例えば、本部で妊娠中や育児中の女性が集まるランチ会があり、それぞれが不安に感じていることや学んだことをフランクに話しています。そうした機会に積極的に参加することで、私がNWNで先輩社員の姿に勇気をもらったように、今度は若い世代にエールを送っていきたいですね。
DAYS1日の流れ
子どものお弁当や朝食の準備、ベランダで育てている植物の水やりを行う。
子どもを起こし、家族で朝食を食べる。身支度をして出社。
まずは社内外からのメールチェック。1日の予定を確認しながら仕事の計画を立てる。
急なシステム改修依頼にどう対応するかを考える、検討ミーティングに参加。
担当しているPoC活動(Proof of Concept)の報告資料を作成。
お客様からの課題やヒアリング結果をもとに、営業・事業担当者と今後の方向性、システム改修案についてのディスカッションを実施。
担当しているPoC活動の状況・課題確認、進め方のディスカッションを実施。
同僚とオフィスの近隣でランチ。仕事だけでなく、プライベートの近況などを話しながら息抜き。
各チームリーダーとのミーティング。組織の方針の共有や、検討課題について意見交換。
協力会社のマネージャーとのミーティング。マネジメント課題の状況確認および対策、今後の連携強化に向けた対応方針について意見交換。
定例ミーティングで案件の進捗状況や課題の確認、対応方針のディスカッションなどを行う。
部内でのプロジェクト計画の審議。有識者の方の指摘事項から学ぶことも多い。
明日の会議資料等を作成。
帰宅後は夕食の準備。家族団らんを挟み、子どもと一緒にドラマ鑑賞など。子どもの就寝後は、音楽を聴いたり、本を読んだりして過ごす。
DAY OFF休日の過ごし方
連休は家族と旅行に出かけますが、普段の週末は子どもたちにも習い事などの予定があるため、ホットヨガなど自分の時間を楽しんでいます。
※内容はインタビュー当時のものです。