2009年入社
システムコンサルティング事業本部
高橋 未鈴Misuzu Takahashi
アプリケーションエンジニア
学芸学部卒
育児のための時間外勤務等制限・育児短時間勤務制度を利用
「やり遂げたい気持ち」と「時間の制約」を冷静に見極める
今は幼稚園・保育園に通う2人の子どもを育てながら、仕事中は頭をフル回転させ、退社後は家事と育児に体力を注ぐ、オンとオフのメリハリのある生活を楽しんでいます。最初の育休復帰後は裁量労働制※1に時間外勤務制限※2を付けて働いていましたが、下の子が生まれてからは短時間勤務を選択しています。下の子が上の子と同じ保育園に入園できなかったため、定時まで働いていると2園目のお迎え時間に間に合わないからです。短時間勤務をする上で心掛けていることは、これまで以上に明確にタスク量を見極めるということです。朝一番にメールを確認したら、仕事の優先順位を決めながら1日のスケジュールを組み立てます。任された仕事に対し、「できる」「やり遂げたい」という強い思いを抱きながらも、時間との折り合いをつけながら冷静に判断。1度目の育休復帰の際は締め切りギリギリまで粘った末、やり切れずにチームのメンバーに迷惑をかけてしまったこともありました。その経験から、今では1日単位はもちろん、「2週間後に山がきそう」などと中長期的に今後のタスクを管理しながら、早めに見極めて調整するようにしています。
※1 業務の進め方・時間配分を自己管理に委ねる制度。
※2 育児のための時間外勤務等制限。月間・年間の時間外勤務を制限する勤務体系。あわせて、深夜勤務・休日勤務を行わない選択が可能。
出口の見えないトンネルの中、先輩の言葉が光りに
2度の育休復帰のうち、1度目はかなり苦労したことを覚えています。生後1歳未満で復帰したのですが、まだ子どもに免疫がなかったこともあり、しょっちゅう熱を出しては早退している状況でした。看病の傍ら、仕事に穴を空けないようにと無理をすることで、結局ダウンしてしまったこともあります。家族にもチームにも申し訳ないという思いから「復帰した意味があったのかな」と出口の見えないトンネルにいるような辛い気持ちになりました。そんな時に支えになったのが、ある女性の先輩社員の言葉です。「あと半年くらいすれば、免疫がつくから大丈夫。私も1人目の時は不安ばかりだったよ」と共感してもらえたことで、気持ちがスッと楽になりました。実際、半年ほど経ったあたりから、少しずつ子どもの病気が減り、仕事とのバランスも取れるようになりました。その経験を踏まえ、2度目の育休は2年間と長めに取得。子どもの病気が少ないだけでなく、一緒に過ごす時間が十分に取れたことで、「そろそろ働きたい」と強く思えるタイミングで復帰できたことも、気持ちの余裕につながっていると感じています
長い目で見ながら、周囲に恩返しをしていきたい
女性が働く環境を整えるためには、女性だけでなく、周囲の人々も巻き込んでいくことが重要です。NWN※3の研修では、妊娠中や子育て中の社員はもちろん、その上司も一緒に参加することで課題を共有する機会が設けられています。研修では「子どもの病気で早退する」という女性社員に対してどう返答するかなど、具体例を挙げて話し合います。オープンな雰囲気の中、「その言い方は傷つきますよー」など、冗談交じりに本音を語り合うことによって、理解が深まり、より良い関係性や環境が作れると実感しています。
キャリア全体を俯瞰して見れば、子育て期はほんの一時です。今は周囲のメンバーに対し、申し訳なく思うこともありますが、無理をして体調を崩してしまっては元も子もありません。将来、子育てがひと段落するタイミングが来たら、今度は自分が周囲の社員を支えるつもりで、焦らず長い目で見ながら恩返しをしていきたいです。
※3 NRI Women's Network。NRIで働く女性社員に対し、キャリア形成や仕事と育児の両立について考える機会や情報を提供するためのネットワーク。
DAYS1日の流れ
朝ごはん、お弁当、夕食を作って子どもを起こす。
通勤中にメールをチェック、1日のスケジュールを立てる。
メールでの問い合わせ等に返信。1日のスケジュールを再確認する。
課題や進捗状況を共有。お客様への提案内容を議論する。
社内ミーティングの決定事項を資料へ反映。
翌日、お客様に出す提案資料を作成する。
同僚と昼食。子育て中の親同士で意見交換をしたり、近況報告をしたりとリフレッシュ。
今後の進め方や現状の課題などを議論。いくつか質問をいただき、その場で回答できなかったものは宿題として持ち帰る。
お客様との打合せ結果を共有。持ち帰りとなったタスクの進め方を相談。
やり残したタスクがないか確認。明日の予定を確認。
夕食・お風呂のあとは家族団らん。
子どもたちの就寝後は翌日の準備をしたり、ドラマを見たりして過ごす。
DAY OFF休日の過ごし方
休日は家族で遊びに出かけることが多いです。アウトドアが好きなので、キャンプをはじめ、自然を感じられる場所によく行きます。
※内容はインタビュー当時のものです。