変革期のエネルギー業界、
その最前線で考え抜く。

佐藤 仁人Yoshihito Sato

コンサルティング事業本部 | 2010年入社

佐藤 仁人Yoshihito Sato

コンサルティング事業本部 | 2010年入社

やりたいことが出来る、自由度の高い会社

私がNRIを身近に感じるようになったのは、研究室の先輩が就職したことがきっかけです。NRIに興味を持った私は、インターンに応募し、参加することになりました。そのインターンを通じて、コンサルティングという仕事の魅力に触れ、また優秀な社員が楽しそうに仕事をしているのを目の当たりにして、自分もやってみたいと思うようになりました。

正直、当時学生だった私は明確に実現したいことはありませんでした。なんとなく、社会にインパクトのある仕事がしたい、そう思っていました。そんな私にとって、インターンで触れたNRIの職場環境や働き方は、これが実現できる場として魅力的に映りました。

実際、NRIに入社してみると、自由を重んじる社風があり、自分が目指す働き方ができる会社であることが分かりました。やるべきことをやっていれば、自分のやりたいことができます。興味のあることを追いかけてもいいし、短期的な業績に直結しなくても自ら賭けてみたい仕事に熱中することもできます。ワークライフバランスを重視する時期があっても許されます。NRIでの社会人人生を通して、自分の決断は間違いではなかったと感じています。

これからの社会のあり方を示す先駆的な仕事

入社後私は、インフラ業界の中でもエネルギー・環境を対象とした事業のコンサルティングをメインに業務にあたっています。東日本大震災以来、エネルギー業界は大きな変革期を迎えています。電力自由化・ガス自由化が相次いで実施され、現在も変革期の只中にあります。私の所属する組織では、エネルギー産業をあるべき方向に導く制度づくり、新たな制度下で可能となった新事業に向けた戦略づくり(例えば、通信会社などの異業種からのエネルギー事業参入の意思決定・方法設計等)、新事業開発のための実証試験の支援(例えば、電気自動車を活用した実証実験の企画・実施等)といった、さまざまなテーマの下で政府・民間企業を支援しています。

その中で私は、これまで民間企業を対象にした電力関連の新事業の戦略立案や実行支援等の案件に多数携わってきました。最近では、プロジェクトリーダーとして、お客様に初めてお会いしたときの課題の明確化から企画提案、さらにプロジェクトの実行までを担っています。

コンサルタントとして仕事を重ねる中で感じるのは、お客様の重要な経営課題の解決に常に取り組めているという充実感です。提案が受け入れられ、新しい制度や事業が出来上がるのを見たり、今後の社会のあるべき方向性を示唆するような先駆的な仕事に取り組んだりすることは、私の大きなやりがいにつながっています。

自分の心の声を聞き、何をしたいかを考え抜いてほしい

コンサルタントの仕事は、お客様に対してより良き未来のために選択すべき道をご提案するもので、そこには大きな責任が伴います。だからこそ私は3つのことを大切にしています。1つ目は、限界まで考え抜くことです。考えることこそコンサルティングの仕事であり、お客様以上にお客様の課題を考え抜く姿勢が重要です。2つ目は、チームとして成果を上げること。1人でやれることには限界があります。若手の成長を促しながら、チームとして総合力を高めていくことが重要だと思っています。そして3つ目は、当たり前のことを当たり前にやり遂げることです。コンサルティングは総合力です。ある分野に傑出した能力も大事ですが、それと同じくらいに広範囲な基礎力が大事だと思います。

これらの3つのことを常に念頭に置き業務に取り組むことが、私の、そしてチームの成長につながると思い、日々の業務に臨んでいます。

就職活動は、自分を見つめ直し、将来を考える最良の機会だと思います。ぜひ、新たな発見の機会として役立ててください。過去、面接官として学生の皆さんに接した際に感じたことがあります。それは、世間に流布する模範解答のような大義名分や志望動機を主張され、それの主張を繰り返すことで自分のものと思い込んでしまっている方が多いということです。そうではなく、しっかりと自分の心の声を聴き、自分にとって大事な判断基準が何で、自分が何をしたいのかを考えてほしいと思います。コンサルティングに重要な、「考え抜く」ということの魅力を、就職活動の中で実感してください。

※内容はインタビュー当時のものです。