自分の言葉で物事を伝える

ＮＲＩへの入社を決めた理由は社員が魅力的だったからです。当時、セミナーやOG・OB訪問を通じてお会いした先輩方はとても魅力的に感じました。そう感じた理由は、「自分の言葉で的確に物事を伝える」方ばかりだったからだと思います。先輩方がＮＲＩの良いところだけでなく悪いところも包み隠さず伝えてくださったからこそ、ＮＲＩが信頼できる会社だと確信しました。「私も自分の頭で物事を考え自分の言葉で説明できる人になりたい」、そう強く思い、私はＮＲＩを志望しました。
実際にＮＲＩに入って感じたのは、頭の回転が早い社員が多いということです。自分の頭で考え、自分の言葉で伝える人ばかりでした。時には意見がぶつかり議論が白熱するシーンも見られますが、それが質の高いアウトプットにつながっているのだと思います。
「お客様にとって良い品質」を追求するために妥協を許さない人が多いからこそ、議論が白熱するのではないでしょうか。

お客様の本当に必要としているものを作る

入社以来、証券会社向けのシステムにかかわる仕事をしており、現在は証券会社の営業員の方々が効率よく営業できるシステムを提供する仕事に携わっています。例えば、投資家の資産や投資ニーズをもとに最適な資産形成をコンサルティングできるシステムがあります。
このシステムを活用することで、営業員の方々は投資家への提案の幅を広げることができます。実際に証券会社の営業店にトレーニーとして出向し、営業経験をしたこともありますが、営業支援システムがあったからこそ受注につなげることができた、そんな事例を多数見かけてきました。
そういった現場経験もあり、“お客様が本当に必要としているシステムを作る”、それが仕事をする上で最も大事にしている点です。あるシステムの再構築プロジェクトを推進したときの話です。プロジェクト発足当初、お客様からは「A案」の方針で推進するという依頼を受けていましたが、お客様との対話を進めていくうちに「B案」の方針のほうがお客様の業務に適しているのでは無いかということに気づきました。そこで、お客様に新たな「B案」を打診し提案したところ大変喜んでいただき、結果的にB案でプロジェクトを推進することに決まりました。
お客様のニーズは、必ずしもお客様自身が把握しているとは限りません。お客様と接する中で潜在的なニーズを汲み取りシステムに落とし込み、お客様に喜んでもらえた時が一番のやりがいを感じる瞬間です。

すべての仕事をとことん楽しむ

「社内業務の効率化を目的としたITの導入はある程度完了した。今後はITを活用してこれまでとは全く異なる新しいビジネスを生み出すことが必要だ。」と言われています。例えば、これまでお客様が全く接点を持っていなかった潜在顧客に対して、ITを活用して接点を生み出し、新ビジネスにつなげていく。近い将来、そういった新ビジネスの立上げに携わりお客様の業績向上に貢献したいと考えています。
そのためには今以上に成長する必要があると考えていますが、その際もっとも大切にしているのは仕事を楽しもうとする姿勢です。そう思うに至ったのは、尊敬できる上司の言葉と実体験です。入社して間もないころ、楽しそうに仕事をする上司から、「すべての仕事には自分が果たすべきミッションがあり、それを見つけ出し攻略することで成長につながる」と言うことを教えられました。実際、これまで難しい仕事や慣れてきた仕事、膨大な仕事等いろんな仕事をする機会がありましたが、上司の言葉を思い出し楽しんで取り組むことで乗り越えられ、周りからも喜ばれ、そして成長にもつながりました。
より成長し、また、より品質の高い仕事ができるようになるため、私はすべての仕事をとことん楽しむようにしています。

※内容はインタビュー当時のものです。