金融インフラを支える使命。
会社の枠を越えて挑む、
巨大プロジェクト。

森嶋 峻一Shunichi Morishima

マルチクラウドインテグレーション事業本部 | 2008年入社

森嶋 峻一Shunichi Morishima

マルチクラウドインテグレーション事業本部 | 2008年入社

社会インフラを支える仕事。

私が所属している部署は、銀行などの金融系の顧客の業務を支えるシステム基盤の設計構築・維持管理を担当しています。例えば、皆さんが普段利用されるATMでお金を引き出した際の取引や口座に関する仕組み、インターネット上で残高を確認したり振込を行うための仕組みを作っています。システム基盤と聞くと難しく捉えられるかもしれませんが、簡単に言うと縁の下の力持ちです。顧客の業務を実現するためのアプリケーションは、サーバやネットワークといったシステム基盤上で稼働します。今ではATMやインターネットバンキングは社会インフラの一部ですので、ほんの数分利用できないだけで膨大な数の方々にご迷惑をお掛けすることになります。そのような事態に陥らぬように性能や信頼性に優れた強固なシステム基盤を構築し、万が一システムに問題が発生した場合には原因を突き止め速やかに対応する。それが私達のミッションです。

難易度の高いプロジェクトのやりがい。

金融系のシステム基盤を担当して長くなりますが、これまで1つとして同じ仕事をしたことはありません。同じ業界向けのシステムでも、顧客によって業務に対する要望や求められる成果は異なり、完全に一致することはありません。どんな顧客に対しても満足していただける付加価値を提供する必要があります。

例えば、少し前に、ある顧客の経営に関わるほどの最重要システムの基盤構築を担当しました。そのプロジェクトでは顧客の要求を満たすために実績の少ない新しい基盤技術を採用しており、構築やシステム品質の評価に大変苦労しました。最重要プロジェクトであったため、顧客の経営層も気に留めており、失敗は許されません。我々は顧客、社内、他社も含めたプロジェクトに関わるメンバーと連携を図り、適切なタイミングで情報の共有を行い、誰もが納得して進められるように心がけました。大変な日々が続きましたが、そうしているうちにチーム・会社関係なく、「絶対にこのプロジェクトを成功させるんだ」という意識が、関係者に生まれていったように感じました。結果、プロジェクトは無事成功し今では日常的に自分の作ったシステムを利用しています。

責任の重いプロジェクトでしたが、顧客と喜びを共有し、自分の成果を自分で体験できる。そういった仕事にチャレンジできることがNRIの魅力だと思います。

失敗を恐れずに挑戦する意欲を持ってほしい。

就職活動は自分を知る良い機会です。就職先を決めることも大事ですが、ぜひこれまでの人生を振り返って、自分が何をしてきたのか、何が好きで何が嫌いなのか、これから何をしていきたいのか考えてみてください。その上で私から2つアドバイスです。

自分は何がしたいのかしっかり考えてみてください。就職活動は大きな節目ですが、そこから長い社会人人生が始まります。良い会社に就職することがゴールではなく、そこで何を成し遂げるかの方がよっぽど重要です。そのためには自分は何がしたいのかわからないと本当の就職活動は始まりません。まずは何がしたいのか考えてみてください。 2つ目は学生のうちに新しいことに取り組んでほしいです。何かを成し遂げるには失敗を恐れずに挑戦する気概が必要です。学生のうちから挑戦する姿勢を身に付けてほしいです。 新しいことに挑戦する意欲のある方と一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

※内容はインタビュー当時のものです。