セキュリティという専門性を身につけ、社会のデジタル化を支える。

佐藤 裕作Yusaku Sato

NRIセキュアテクノロジーズ DXセキュリティ事業本部 | 2012年入社

佐藤 裕作Yusaku Sato

NRIセキュアテクノロジーズ DXセキュリティ事業本部 | 2012年入社

セキュリティの最前線で社会を支えたい

学生時代、私は制御システム工学や知能システム科学を学んでおり、将来は社会を支える仕事に就きたいと漠然と考えていました。その中で、NRIへの入社を決断したのは、セキュリティ需要が高まる中、情報セキュリティソリューションに特化したNRIセキュアテクノロジーズをグループ会社として持つなど、セキュリティの最前線で仕事ができると思ったからです。当時、クレジットカードやインターネットバンキング等、セキュリティ無しでは成り立たないシステムが身近になってきており、発電所、航空システム等といった重要な社会インフラのセキュリティの重要性は日に増していました。今後、さまざまなものがネットワークにつながっていくことでセキュリティのリスクはますます増えていく、そう考え、最先端のセキュリティ技術を身につけられると感じたNRIへの入社を決めました。

入社して思うのは、やはり当時の考えは間違っていなかったということと、思った以上にチャレンジできる環境があったということです。特にNRIセキュアテクノロジーズでは、若いうちからチャレンジできる環境があり、仕事や教育制度を活用して早い段階からセキュリティという自分の専門性を確立することができました。

Ethical Hackerとして安心安全なデジタル社会の実現を担う

私の所属する部署は、安心安全なデジタル社会の実現のため、実際のサイバー攻撃で利用される手口や攻撃技術に精通し、Ethical Hacker(善意のハッカー)としてお客様の組織やシステムに潜むセキュリティ上の問題点を明らかにすることをミッションとしています。

その中で、私自身もEthical Hackerとして、Webアプリケーションやスマートフォンアプリ、ネットワークなどの「セキュリティ診断」や、実際に疑似的ではありますがサイバー攻撃をして脆弱性の有無を確認する「ペネトレーションテスト」といった業務を担当しています。これまで携わった業界は多岐にわたり、お客様に対してセキュリティのプロフェッショナルとして支援してきました。感じるやりがいも多々ありますが、特に、私が対応したお客様のサービスや製品が無事リリースされていくのを見ることが一番のモチベーションにつながっています。それだけでなく、最新のサイバー攻撃の傾向を学びながら、すぐに仕事に活かせるというのも大きなやりがいです。

先端の技術を身につけ、セキュリティ事業の拡大へ

セキュリティのプロフェッショナルであり続けるために今私が自分に課しているのは、より高度な攻撃技術の追求と、デジタルトランスフォーメーション(DX)の先端領域におけるセキュリティ技術の研究です。日々、国内外問わず技術動向を追い、自分のスキルアップに努めています。ゆくゆくは当社の事業拡大、特に海外への事業展開に貢献したいと考えています。

そのために日々の業務で大切にしていることは、サイバー攻撃を学ぶ上で攻撃者目線を忘れないということ、そしてお客様目線で説明し必ず理解してもらうようにすることです。セキュリティは特に専門的な用語や内容が多く、なかなかその価値を理解していただくことが難しい領域です。実践に役立つ有用なセキュリティ知識・手法をしっかりと身につけ、それをセキュリティに疎い方相手であっても必ず理解していただくようにすることを常に意識しています。しっかりと事業として拡大していくために、今後もこれらのことを大切にして成長していきたいと思っています。

学生の皆さんもぜひ自分がこれまで得た知識や経験を相手に伝えられるよう努力してみてください。大小あるかもしれませんが、どんな方もしっかりと社会に役立つ経験をされているはずです。悔いのないよう、社会人に伝わるように言語化し、面接の場で伝えてみてください。

※内容はインタビュー当時のものです。