就活に関するリアルなコメント集
就活に関するリアルなコメント集
こんにちは。野村総合研究所人事部採用課です。
ここでは、私たち一人ひとりから、学生の皆さんへ就職活動に役立つアドバイスを、お伝えしていきます。
NRIの選考を受けるにあたって、参考としてご活用してください。
皆さんにお会いできるのを、楽しみにしています。
私の就職活動①
高島 英輔 Eisuke Takashima
自分が本当にやりたいこと
就職活動をはじめた頃、「自分の研究や学んだことが活かせる職業に就きたい」と漠然と考えていました。しかし、複数の企業のインターンシップへ参加し、この考えは変わっていきました。学んだ知識を直接活かせる企業でのインターンシップだったのですが、これが自分のやりたいことなのかピンと来なかったのです。
それから、本当に自分がやりがいを感じられる仕事とは何なのか、深く考えました。結果、大きく2つの軸があることに気づきました。1つは「専門性を身につけられること」、もう1つは「チームで活動し、人とのつながりを感じられること」でした。これらは大学での研究生活で得られた「モノづくりの楽しさ」、そして、小学校から大学までチームスポーツを経験して得られた「チームで成果を出す際に感じる一体感、チームに貢献する喜び」から来たものでした。
この2つの軸で業界や企業を研究していった結果、見つかった業界の1つにIT業界がありました。
NRIに決めた理由
IT業界全般を広く見ている中で、NRIを選んだ理由として大きく2つあります。1つ目はIT業界の中でもNRIは利益率が高いこと。利益率が高いということは、一人ひとりに求められるレベルが高いということを意味していると捉えました。自分がその環境でパフォーマンスを発揮できるか不安はありましたが、「ここで自分を試してみたい」という気持ちの方が強くなりました。2つ目は説明会やOB訪問で接したNRI社員が優秀だと感じたこと。どの社員も話していて、話の理解が早く、また回答が的確であることに驚きました。こういった社員が多く存在する環境に身を置くことで、将来的に自分も高いところまでレベルアップできるのではと考えました。
それでも、正直NRIに入社を決めるか直前まで迷っていました。最後、NRIへの入社の決め手となったのは面接官の熱意です。面接官に仕事に関する質問をした際、活き活きと、また、熱意をもって話してくれました。その様子を見て、NRIへの入社を決めました。
私の就職活動②
町田 純平 Junpei Machida
自分にとって大切なこと
私にとって大切なものは「色々な強みを組み合わせて大きな成果を出す環境」です。
そう思うようになったのは、学生時代のベンチャー企業でのインターンシップでのプロジェクト経験からです。
当時、私は専攻を活かして技術的な面でプロジェクトに貢献していました。当初プロジェクトは順調に進んでいましたが、あるときチーム間のコミュニケーション上の問題が発生しプロジェクトが立ち行かなくなったことがありました。
停滞していたプロジェクトを大きく前進させたのはリーダーでした。リーダーは技術的な専門性は持っていませんでしたが、持ち前のリーダーシップでチームの目指すべき方向性を提示し引っ張ってくれたのです。
この経験から、チームの重要性、特に多様な能力を持つ人材が集まり相互に補いあえる環境こそが、大きな成果を出すうえで大切だと気付きました。そして、そんな環境で仕事をしたいと思うようになりました。
NRIでキャリアを描く
技術に強みを持つプロフェッショナルとして活躍したい。そう思いながらずっと仕事をしてきました。
そのために、若手のころから積極的に手をあげ、たくさんのプロジェクトを任せてもらいました。結果、プロジェクトを通じて様々な技術を身につけることができました。お客様のために様々な提案を行う機会も与えてもらいました。分かったことは、提案が受け入れられるためには、技術的な視点だけでは不十分だということ。お客様の課題は何か、どんなメリットがあるのかを明確にし説明することが重要だということを、実践を通して学びました。
このように、技術はもちろん、お客様を慮った提案力が身につく経験ができるのもNRIならではと感じています。これまで先人たちがチャレンジし積み重ねてきたノウハウや文化、お客様との信頼関係がNRIにはあり、そして、温故知新の考えを大切にし先人が培ってきたものから学ぶことでいち早くプロフェッショナルの域に到達できるのではないかと思います。
私は技術を強みにして仕事をしてきましたが、周りを見ればプロジェクトマネージメントを強みにしている社員、業務改善を強みとする社員等、さまざまな強みやキャリア、価値観を持ったプロフェッショナルが多く在籍しています。
ぜひ、OB訪問や説明会等の場を通じて、いろんな社員のキャリアや価値観に触れてみてください。
就職活動にあたって
大林 英土 Hideto Obayashi
就職活動へのアドバイス
私が特に思うのは、「人の噂に惑わされない」ことです。自分の目で見たこと、自分の耳で聞いたことが大切だと思います。就職を考えている企業のことやそこで働く人を見ることで、自分なりの思いを持ってほしいと思います。「よくある誤解」にもありますが、噂で作られたイメージは、本当にあなたに合った企業との出会いを妨げるものだと思います。そして、いろいろな業界や企業を見る中で「自分なりの決定軸(やりたいことや譲れないもの)」を作ってほしいと思います。どんな会社でもいいところと悪いところがあるはずですので、その中で何を優先するのかを決めておかないと、いつまでたっても決められないのではないでしょうか。
NRIをこういう視点で見てほしい
選択肢の1つとして、私たちの仕事、やりがいや喜び、それを求めて働く人を見てほしいと思います。そのために、説明会に参加し、実際に社員から話を聞いていただければ嬉しいです。私がNRIの特長をアピールするならば、「長いスパンでキャリア形成できる」という点だと思います。昨今、仕事や会社が嫌なら辞めればいいと考える方々が多いようですが、キャリアというのは、10年経って振り返ってみてはじめて少しは築けたのかも・・・と感じられるものです。そういった意味では時間軸を長くとらえて考えると、NRIはよい選択肢なのかもしれません。
正式応募
蔵本 裕子 Yuko Kuramoto
正式応募について
キャリアエントリーシートの内容は、マイページで公開しています。事前にじっくりと検討しておいてください。
エントリーシートの設問ちなみに提出方法は、マイページの「エントリー(正式応募)」ボタンから入力します。キャリアエントリーシートを提出すると、適性検査の案内がメールで届きますので、記載されている内容に従って受検してください。キャリアエントリーシートを提出し、適性検査を受検して初めてエントリー完了となるので、注意してください。もう1つ注意点として、NRIの採用ホームページは、セキュリティの観点から、25分間同画面の状態が続くとタイムアウトになります。キャリアエントリーシートの文章作成は時間を要すると思いますので、あらかじめ文章を作成しておいてから記入することをおすすめします(記入中にタイムアウトすると、途中の文章は消えてしまいます)。
- ※キャリアフィールドは第二希望まで選択可能です。
ただし、エリア職システムエンジニアは単願のみとなります。
職種(キャリアフィールド)の選び方について
よく皆さんから、「大学で情報系(IT系)の専攻でないと、アプリケーションエンジニアになれませんか?」と質問を受けますが、全くそんなことはありません(経営コンサルタントも同様です)。これまで何を学んできたかにとらわれるのではなく、これからどんなキャリアを築いていきたいかが重要ですね。
迷った場合は併願することもできます。毎年見受けられるパターンとしては
1)経営コンサルタント と アプリケーションエンジニア (軸は「コンサルティング」)
2)アプリケーションエンジニア と テクニカルエンジニア (軸は「ものづくり」)
です。きちんと自己分析をしたうえで職種を選んでみてください。
選考
北原 淳矢 Junya Kitahara
書類選考について
皆さんから送られてくるエントリーシートは、時間をかけて読んでいます。昨年は、数千人の学生の皆さんに書いていただいたそれぞれの思いを、一枚一枚丹念に読ませてもらいました。それだけの量を読むというのもなかなか大変な作業でしたが、一方で「今年はどんなエントリーシートが届くか」とても楽しみでもあります。エントリーシートに絶対的な解はありませんが、注意して見ているポイントがあります。まず「自分を素直に表現できているか」です。学生時代の自分をしっかりと見つめ直した上で、正直な気持ちを書いてもらいたいと思います。そして「論理性」。仕事を進める上で、「物事を論理的に考え、伝える」ことは非常に重要ですので、論理的な文章であるかは確認ポイントの一つです。あとは「サービス精神」が感じとれる文章も嬉しいですね。読んでいて、「この人と会って話を聞きたいな」と思います。表現方法は人それぞれですが、皆さんらしいサービス精神を表現してみてください。逆に一番困るのは、卒論や修論の内容のみがそのまま書かれている場合です。それだけでは皆さんの顔が見えにくいからです。ゼミや研究の経験を通して自身をアピールする文章にするには、企業の採用担当者という読み手を意識してみてください。いろいろと書きましたが、皆さんが「打ち込んできたこと」を、ストレートに表現いただくことが、一番重要であると思います。
面接について
書類選考を合格された方には書類内容とNRI業務とのマッチングを確認していく面接を実施します。面接は1対1の面談スタイルで、なるべく皆さんの自然な姿を引き出そうと努力しています。私の場合、面接ではエントリーシートの内容を中心に「なぜ」と「どのように」を聞かせてもらいます。学生時代にどのようなことを考え、行動してきたかを注目しているからです。研究の話ならば、「なぜその研究を選んだのか?」、「どのように研究を進めたのか?」。業務とのマッチングを確認するためには、なぜNRIを希望し、選択したキャリアフィールドでどのようなことを成し遂げたいのか。あわせて質問に対して思考の柔軟性・広がりがあるか、即ちキャッチボール型の会話ができるかという点も気にします。このような会話ができる方との面接は、こちらも楽しい時間を過ごせます。よく丸暗記した回答をする方がいますが、それはお互いにとって成果が出ないことが多いので、みなさん自身の言葉でお話していただけると嬉しいです。
面接時に学生の皆さんからの質問でよくあるのが、「NRIの強みは?」です。組織としては、「ナビゲーション×ソリューション」、中立性、「Research Based Consulting」など、さまざまな特長を挙げることができます。また、文化や人材面では、誰でも意見が言える雰囲気、社員育成への積極的な取り組み、その結果社員1人ひとりが何かしらの専門性を持っているという点だと思います。「入社時点で専門性がどこまで必要なのか?」という質問もよく受けますが、新卒の学生の方に求めているのは、大学時代の勉強内容そのものよりは、むしろその勉強のプロセスで得られた力です。専門性は、入社してから身に付けることができますし、また技術革新のスピードが速い世界ですのでどんどん新しいことを継続的にキャッチアップしていく必要もあります。つまり専門性を身につける上での素養やマインド、ポテンシャルがあるかということが重要なのです。