サステナビリティ
NRIは、「未来創発」の企業理念の下、本業であるコンサルティングやITソリューション等を通じて、サステナブルな社会の創出に貢献していきます。近年注目されているCSV(Creating Shared Value: 共通価値の創造)の考え方は、NRIの企業理念には既に内在しており、社会と共有できる価値(Shared Value)を創造(Create)する企業経営をこれまで推進してきました。
NRIでは、2017年5月に、国連グローバル・コンパクトへの参加を表明し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取組みを進めています。また、GRI(G4)、ISO26000、Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)、SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)等の国際基準・ガイドライン、社外有識者の意見等を参考に、経営の視点や社外ステークホルダーの視点から、優先度が高い4つのマテリアリティ(重要課題)を特定しています。
そして、マテリアリティの解決に向けた活動計画を立案し、実行するとともに、定期的に進捗状況を評価し、活動計画やマテリアリティ自体の見直しを行っています。

E(環境):環境負荷の低い未来社会の創発
NRIでは、サステナブルな豊かな未来を目指し、人類と自然が調和する地球環境を保全していくために、全役職員が環境負荷軽減活動に取り組んでいます。
2015年の「パリ協定」で定められた「2℃目標」を意識した「科学に整合する目標SBT(Science Based Targets)」に沿って、温室効果ガスを長期の視点で大幅に削減していくことが自らの責務と考える企業が欧州・米国で増えています。NRIは、そのような国際社会の動きに呼応して、新たな温室効果ガスの削減目標を2018年2月に設定しました。
[主な方針]
- ・気候変動への対応
- ・持続可能なエネルギー消費
- ・環境に関する責任と保全
- ・サプライチェーンにおける環境への配慮
S(社会):多様なプロフェッショナルが挑戦する場の実現
NRIの強みは「人財」、すなわち、高度な専門性を持ち、自ら設定した目標の下に自立して働き、変革を恐れずに挑戦するプロフェッショナルである社員です。このような「人財」を育むために、志の高い人材の能力を開花させ、現場で成果につなげていく仕組みや環境づくりを促進しています。
[主な方針]
- ・人材の多様性
- ・健全な雇用・労使関係
- ・人権の尊重
G(ガバナンス):社会からの信頼を高める法令順守・リスク管理
NRIは、社会、お客様、社員、取引先、株主等のステークホルダーの皆様の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・的確な意思決定を行うための仕組みがコーポレート・ガバナンスであるとの認識に立ち、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでまいります。
[主な方針]
- ・コーポレート・ガバナンス強化
- ・リスク・危機管理
- ・海外腐敗防止
- ・顧客への適切な情報開示
G(ガバナンス):安全で安心な情報社会を支えるNRI品質の提供
NRIは、金融、流通など社会を支える重要なインフラを運用しています。いかなるときも、サービスを継続し、重要情報を守るために、高度な情報セキュリティ管理の枠組みを確立することで、お客様や社会から信頼され続けるよう努力しています。
[主な方針]
- ・情報セキュリティ・システム管理
- ・情報社会へのアクセス
情報発信活動
定期刊行物
NRIは、社会や産業分野で関心が高いテーマについての調査や提言をまとめた「知的資産創造」や、先端IT情報やNRIのITソリューションを紹介する「ITソリューションフロンティア」などの月刊誌を発行しています。
これらの月刊誌はNRIのホームページから無料でダウンロードすることができます。
2018年度に発行した主な単行本
- ・デジタル資本主義
2018年4月/東洋経済新報社 発行 - ・図解 人工知能大全 AIの基本と重要事項がまとめて全部わかる
2018年9月/SBクリエイティブ 発行 - ・ITロードマップ2018年版 ―情報通信技術は5年後こう変わる!―
2018年3月/東洋経済新報社 発行
※2018年9月時点
さらに詳しく知りたい方はこちら人づくり支援
ビジネスインターンシップを実施
就職を控えた学生が業界や業務内容を理解したうえで進路を考えられるよう、1996年から毎年、夏・冬の休暇中に大学生と大学院生を対象にビジネスインターンシップを実施しています。参加者は1週間の期間中、コンサルティングとシステムのコースに分かれ、インストラクターのもとで、実践的な研修プログラムを体験します。NRI社員と触れ合う機会も多く、社会人としての心構えも体感できます。
社会づくり
私たちは、人びとの心にとどく社会貢献を通じて、社会とのきずなを深めるよう努めています。
NRIらしいきずなづくりを推進するために、新しい社会を洞察するための情報を発信し、次世代社会を担う若者や経営者の育成を支援しています。そして、ステークホルダーとともに、より良い社会の枠組みづくりに積極的に取り組んでいます。あらゆる機会を通じてステークホルダーとのコミュニケーションを図り、 本業での確かなCSR活動を内外にわかりやすく伝えます。